発音指導
現在短大で教えている学生は、中国、ネパール、インドネシア、ベトナムからの22~23人クラス。
こちらで会話指導をしています。
今まで、会話担当になった際は「こんな時どう言う?」をポイントにロールプレイをしたり、「伝えてみよう!」をポイントにスピーチやディスカッションなどをすることが多かったのですが
今回は「発音指導」に力を入れています。
学生達のレベルはN3以上で、簡単なやりとりは問題ありません。
でも、そもそも、ちゃんと聞き取れていない➡ちゃんと言えていない➡コミュニケーションが取れていないことに気づいたんです。
最初は、笈川幸司先生の音声講座で学んだことを基に練習を始めました。
笈川メソッドでは、変な所にアクセントをつけないように、またアクセントを強く発音しすぎて、怒っているような言い方にならないように、フラットに話す練習をします。
助詞や「です」「ます」だけ強く言ってしまう学生は確かに多く、この練習法で中国の学生はだいぶ上手になりました。
しかし、ベトナムの学生に関しては、そもそも棒読みで高低アクセントがなかったり
イントネーションが日本語と全く違ったりしているので、ほとんど変化が見られない人も・・・。
そこで、以前勤めていた日本語学校が、「タ」(高音)「ト」(低音)での練習を取り入れていたのを思い出し、自己流で導入してみたところ、初めて少し改善が見られました✨
調べてみると、名古屋経済大学の 金村久美先生が考案されたベトナム母語話者向けの練習方法だったようです。 どうりで!!
まだ始めたばかりなので、タトタトを意識して上手く言えるようになっている人と
逆に意識しすぎて前より不自然になっている人といますが
今月は会話練習をやりつつ、発音練習も継続してやって行こうと思います。